本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは104.68

下値メドは103.88

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

今日は「ブラックフライデー」でNY市場もほとんど休み

 26日(木曜)のNY市場は感謝祭で休場。ドル/円のレンジは104.48円から104.21円までと、狭い幅の中でやや円高に推移。高値は3営業日連続で下がり上値の重さを感じます。

 今日は米国の「ブラックフライデー」。クリスマス商戦の初日で、全米で大規模なセールが実施されます。小売店ではこの期間だけで年間売上げの2割ほどを稼ぐといわれています。

 これは中国のことですが、アリババが実施する「独身の日(シングルデー)」大規模セールで、初参加のカルティエが15億円を超える売り上げを記録しました。新型コロナによる移動制限のせいで旅行や外食に使われなかったお金がショッピングに回っている面もあり、 米国のブラックフライデーも売り上げ大幅アップの期待が高まっています。

 短期的には小売売上増の結果が米景気回復期待に結びつき、リスクオンの材料になるでしょう。一方で感謝祭期間中は人々の移動が増えるので(ガソリン価格は上昇)、2週間後には感染者数増加が今以上に深刻になりそうな心配もあります。米国の感染者数は1,277万人で世界全体の21%が集中しています。

 ブラックフライデーの今日は、米国の正式の休暇日ではないのですが、多くの人が休暇をとることが多く、NY市場の参加者も少なくなります。11月のマーケットは終わり、今年のマーケットも、実質残すところあと3週間となりました。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

今日の注目通貨

ドル/円:

 今週発表された新規失業保険申請は77.8万件でした。予想(73.0万件)、前回(74.2万件)よりも増えて、2週連続で増加。新規失業保険申請件数とは、前1週間に新規に失業保険が申請されたデータで、件数が多いほど失業者が増えていることを意味します。また失業保険「継続」受給者数もわずかながら増加。これは失業保険への加入数が失業保険からの脱退数よりも多いことを示しています。

 11月ミシガン大学消費者態度指数が4カ月ぶりに低下したように、米国の消費者見通しは今年3月の水準までに悪化しています。失業手当の縮小廃止による雇用不安と景気見通し不安が背景にあります。その暗い雰囲気をブラックフライデーが変えてくれるのか、期待したいところです。

26日のドル/円のNY市場終値は104.25円。

 前営業日の終値比▲0.21円だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
 

◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。