利益を1円でも増やし、損失を1円でも減らすために、できることはしましょう

 毎日のレポートでお伝えしている通り、私は、日本株は割安で長期投資で資産形成に寄与する資産と考えています。日本株に投資したら、原則、すぐに貸株に出すべきと考えています。保有している株を貸しているだけで、「貸株料」が得られるからです。

 私は、25年間ファンドマネージャーをやってきましたが、長期のパフォーマンスを向上するために、できることは何でもやってきました。大口の株式取引を発注するときは3社以上のレートをチェックし、0.01%でも有利な価格を選びました。先物のロールオーバー(説明割愛)では1円でも有利な価格でロールできるように、レートをチェックしました。たった1円でも、稼げるチャンスがあるときは、それを必ず活用してきました。

 読者の皆さまが日本株に投資する際、投資すると同時に、貸株(かしかぶ)に出すことを原則とした方が良いと思います。投資した銘柄の株価が上がるか下がるかで損益が大きく動きますが、それとは別に、貸株料は得られます。利益を1円でも増やし、損失を1円でも減らすために、できることはやった方が良いと思います。

 貸株をやらない方の中に、1つ誤解があります。「貸株をしていると、売りたい時に売れなくなるのではないか?」という誤解です。貸株をしていても、いつでも売却は可能です。普通に売り注文を入れるだけです。

 今日は、「貸株サービス」を解説します。貸株のメリットとデメリットを、まずきちんと理解して始めるべきです。以下、要約です。

<貸株(かしかぶ)のメリット>

●お持ちの株式を、貸株に出すと、貸株金利が得られます。
●貸株中の銘柄もいつでも売却可能です。普通に売り注文を入れるだけです。

<貸株のデメリット>

●貸株をしたままだと、配当金や株主優待が得られません。ただし、以下の方法をとれば、貸株をしながら、配当金や株主優待も得られます。
 →「株主優待・予想有配優先」を選択して貸株を行えば、権利確定日だけ、自動的に貸株が皆さまに返却されますので、優待・配当金を得られます。
継続保有特典つきの株主優待銘柄を長期保有している場合、その銘柄は貸株をしない方が無難です。「株主優待・予想有配優先」で貸株をしていても、継続保有特典が失われる可能性があるからです。ただし、継続保有特典ありの銘柄を200株以上保有している場合は、100株だけ貸し出さずに、残りを貸株に出すことを検討すべきです。