人気優待銘柄には、コロナ禍で深刻なダメージを受けている企業も多い

 日本には、世界でも珍しい「株主優待」という制度があります。上場企業が株主に感謝して贈り物をする制度です。上場企業が株主に、お中元やお歳暮を贈るようなものです。

 株主への利益還元は、通常、「配当金」の支払いで行いますが、「株主優待品」は、配当金とは別に、株主に贈られるものです。魅力的な制度なので、積極的に活用したら良いと思います。

 ただし、コロナ禍で深刻なダメージを受けている企業が多い今、優待内容が魅力的というだけで投資するのは得策ではありません。

 人気優待企業には、外食・小売り・サービス・航空・鉄道などの業種が多いですが、それらの業種は、コロナ禍で深刻なダメージを受けている会社が多いからです。

 優待内容が魅力的でも、赤字に転落している企業への投資は、見送った方が良いかもしれません。投資するのは、「今、赤字でも、コロナが収束すれば業績が急回復し、元の元気企業に戻る」と思える企業に限定した方が良いと思います。