★今回の記事『2万3,000円台回復の日経平均、まだ上がる?もう天井?株価と業績の関係は?』のオンライン解説を、9月19日(土)17:00~17:30に行います(参加費無料)。
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現在の利益水準は、低水準?高水準?
日経平均株価は3月中旬に1万6,000円台まで下げましたが、足元では2万3,000円台と大きく戻す動きとなっています。株価と実体経済が乖離(かいり)しているとも言われていますが、実際に、株価と業績の関係がどのようになっているのか見ていきましょう。
まずは、日経平均と、日経平均を構成する銘柄の業績動向(予想EPS[1株あたり利益])の推移を見てみましょう。
日経平均株価と予想EPSの推移(1)(2013年1月1日~2020年9月4日)
チェック(1):現在の利益水準は、大不況後の低水準?好景気の高水準?
→中立
コロナウイルス感染拡大の影響もあり、2020年8月28日時点での今期・来期調整予想EPSの水準は大きく下がり、2015年、2016年の水準となっています。一方で、来期・再来期調整予想EPSは、大幅増益が見込まれている状態にあり、2015年、2016年の水準までは落ち込んでいない状態です。
利益水準の判断は、来期・再来期調整予想EPSを優先しているため、中立と判断します。
チェック(2):来期・再来期調整予想EPSは上向き?下向き?
→横ばい
直近では、若干下げている感はありますが、2020年6月下旬以降はおおむね横ばいの動きとなっています。