8月のドル/円を振り返る
8月のドル/円は、7月の相場を主導したユーロが1.18台で調整の動きとなったことから、106円を挟み、105~107円を行き来した相場展開となりました。月末近くにはFRB(米連邦準備制度理事会)の長期目標改定の声明や、安倍晋三首相の辞任などが報道されましたが、ドル/円は105~107円のレンジの中を乱高下しただけで方向付けとはなりませんでした。
結局、8月は月足で見ると約10銭未満の陽線で終えました。つまり、月間値幅は2円近くありましたが、8月の終値は始値より約10銭円安になっただけで、ほとんど動かなかったということを意味します。
ただ、方向性が出ませんでしたが、8月のドル/円の上値の重たさは確認したようです。7月は108円台を、8月は107円台の重さを確認しましたが、9月は106円台の重さを確認する月になるのかどうか注目です。