今年、日本株を一貫して売り越してきた外国人投資家が、8月に入り買い越し
コロナ・ショックで日経平均が急落した局面も、その後の急反発局面も、6月以降の膠着局面も、外国人は一貫して日本株を売り越してきました。ところが、8月に入り、外国人はようやく日本株を買い越しに転じました。
外国人投資家による日本株現物・日経平均先物の売買動向(売買差額):2020年1月~8月(7日まで)
外国人投資家は、株式現物と日経平均先物の売り越しを合計すると、1-7月に6兆弱売り越していましたが、8月第1週に、ようやく1,876億円の買い越しとなりました。
ただし、現時点で、日本株を積極的に評価した買いとは考えられません。6月以降、日経平均先物を約1兆円買い戻していますが、これは、空売りの買い戻しと考えられます。8月に現物も買い越しに転じましたが、米国株が強いので、日本株も少しだけ買い戻してみたといったところでしょう。