Money Hack 4 会社の団体保険は安め!
特に40代以上の方は、要確認 難易度★★☆
会社の福利厚生制度の一つとして「団体保険制度」があります。これは、企業や団体で働いている人が加入できる保険制度のことで、保険の説明や保険料の徴収など保険業務の一部を会社や団体が保険会社に代わって行います。
そのため保険会社は経費の削減(保険料を構成する純保険料と付加保険料のうち、付加保険料の削減)ができるため、個人で契約する場合に比べると、保険料が割安になります。どのくらい割安なのかは会社や団体によって異なりますが、数%から50%程度といわれているので、個人で生命保険に加入している人は見直す価値があります。特に40代以上の方は、団体保険のほうが安くなるケースがあります。ぜひ確認してください。
ただし、保険料が安い代わりに大きなデメリットが一つ。原則として会社や団体を辞めると、保険も解約しなければならないこと。転職先に団体保険がなかったり、フリーランスになったりすると、個人で加入することになり、(当然年齢を重ねているので)団体保険に加入する前の保険料よりも高くなる可能性があります。また、病歴によっては加入できないことも。
転職の可能性がある人は、条件を確認して加入してください。
Money Hack 5 選ぶなら貯蓄型保険!?
貯蓄型か掛け捨て型かは永遠のテーマ 難易度★★☆
生命保険には「貯蓄型」と「掛け捨て型」があります。せっかく保険料を払うのだから、お得な方に入りたいもの。
そこでまず、「貯蓄型」と「掛け捨て型」の違いを見てみましょう。
貯蓄型保険は保障機能と貯蓄機能を併せ持つ保険で、保障期間は「終身」や満期のある「養老」があります。「終身保険」や「養老保険」は、支払ったお金が貯まっていくのですが、保険会社は契約者や受取人に保険金の支払いや解約金を支払う必要があるためその分準備できる保険金は少なくなるのが特徴です。
掛け捨て型保険は、満期になっても支払った保険料が戻らない保険です。安く大きな保険金が準備できる特徴がありますので、例えば子どもが独立するまで、稼ぎ頭である夫の死亡リスクに備えたい(大きな保障を得たい)というときに活用する保険です。
上記のようにメリット・デメリットがあるため貯蓄保険VS掛け捨て保険+運用どっちが良いと議論されるのですが、考え方次第で人それぞれです。
十分な預金・資産がある人や運用リスクを取りたくない人は、貯蓄型を選んで、お金を捨てない(掛け捨てしない)判断もありだと思います。
一方、まだ貯金の少ない人、ゆとりがない人で、保障が必要であるのなら掛け捨て型を上手に利用しましょう。
なお、貯蓄型は保険料払込期間中に解約をすると解約返戻金を受け取ることができますが、予定利率が低い大部分の保険では解約返戻金が払い込んだ保険料の合計よりも少ないことがあるため、どうしてもお金が必要なとき以外の解約は避けるようにしましょう。