Money Hack 3:都心部の不動産で賃貸経営

財産を不動産にするのは正解?

 不動産の所有は、キャッシュで持つよりも相続税の評価額を低く抑えることができることは知っている方も多いでしょう。

 ただ、全財産に占める不動産の割合が高いと、納税資金のねん出に苦労しますし、地方部にアパートを建てると、逆に赤字になる可能性もあります。

 地方部の不要な不動産は売却し、都心部の不動産に組み替えることで、不動産賃貸経営を安定的に行うことが可能になります。小規模宅地の特例(200㎡まで50%評価減)も、1㎡あたりの単価が高い都心部で適用した方がより効果が高まります。

 逆に、これから人口の減少が見込まれる地方部に所有する土地に、借り入れをしてアパートやマンションを建築すると、確かに相続税の減額は図れますが、入居者が集まらず借入金が返済できない、という本末転倒な状態に陥りかねません。十分気を付けてください。