結局どちらがオトクなの?

 Aさんの受取金額と比較すると、Bさんは約200万円多く受け取ることになります。

 下記はAさん、Bさんの例を分かりやすく比較表にまとめたものです。

「終身保険」と「投信積立+掛け捨て保険」の解約時・売却時の比較

注:1米ドル=110円で換算

一般的な保険は受取時に一時所得として課税される

 また、もう一つ留意しておくことがあります。実際に利益が出たとき、受取時の税金の扱いにも違いがあるということです。

 一般的な保険の場合は、受取時に一時所得として税金が課せられる(利益から50万円引いた額の2分の1が所得税の対象)のに対し、BさんはつみたてNISAを活用して運用しているため、運用益は非課税で、税金はかかりません。

 運用の観点から考えると、終身保険より、つみたてNISAと掛け捨て保険の組み合わせの方が、効率よく資産を増やすことができそうです。