カネの切れ目は縁の切れ目。愛情が豊かな家庭でも、うまくいかない家計には不幸が忍び寄るものです。このシリーズでは、本当にあった家計の事件を取り上げ、やってはいけなかった行動と、解決の手段を紹介します。

お悩み

新型コロナ禍で収入減、住宅ローンの返済の見通し立たず

長谷智さん(仮名)会社員・35歳、妻:愛さん(仮名)パート勤務・32歳、子:結衣ちゃん(仮名)・3歳

 長谷さんは、5年前にマイホームを購入しました。今後のお金の見通しも立て、返済に苦労しないように30年の住宅ローンを組み、返済をコツコツ進めてきました。ところが、新型コロナウイルスは、長谷さん一家の家計に襲いかかりました。

 長谷さんの勤め先がテレワーク体制となり、月40時間ほどの残業代10万円が入ってこなくなりました。加えて妻・愛さんのパート先が休業となり、毎月のパート代6万円もなくなり、長谷家の収入は以前より16万円も減ったのです。

 そんなとき、半年ごとの住宅ローンボーナス払いの時期が迫ってきました。その額は50万円。毎月のローン返済額15万円を加えると、6月の支払い分は大きな負担です。新型コロナの影響でボーナスも例年より減ることに加え、預金も少ない長谷家。悩んだ長谷さんはカードローンに申し込んで借り入れをすることに決めました。さらにクレジットカードの支払いを軽くしようと、一時的にリボ払いにも申し込みました。

 これで毎月の不足分も手当てでき、新型コロナが落ち着いたころには家計もうまく回るだろう、とホッと胸をなでおろした長谷さん。

 この選択は、果たして正しいのでしょうか。