投資のリスクって?

 この投資のリスクについて、もう少し詳しく説明するために、毎月5万円ずつ投資して、5年間運用をした場合で考えます。

 運用がうまくいけば、5年後に投資の運用益が加わり、投資額300万円を上回っているかもしれません。逆にうまくいかなければ、5年後に投資額300万円を下回ることになっているかもしれません。わかりやすく言えば、「うまくいく」とは投資した金融商品の値が上がること、「うまくいかない」ことは値が下がることです。

 投資を始めた時点では、未来の結果を予想できないことが「リスク」であり、銀行などの預貯金はこのリスクがありません。大きな違いです。

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「預貯金の一部を運用したい」…これは投資の目的と言うより手段です。ただ、「[投資入門]気づいた人だけが始めるマネー術って?投資の旅のしおり(1)」で紹介したように、預貯金のままでは、お金はほとんど増えません。金利が低いからです。

 そこで、万が一の備えの分や、将来必ず必要になるお金を除いた当面使わないお金(これを余裕資金と言います)を投資に回して、お金を増やすことを楽しみましょう。

 投資の目的地は人によってさまざまですが、旅のように「行き先」をはっきりさせることで、目標額、投資期間、投資商品を決める手がかりがつかめます。

 ところで、旅行に一度も行ったことがないのに、いきなりヨーロッパをはじめての目的地にする人はあまりいないと思います。まずは近場を目的地に、日帰り旅行に行くような気軽さの少額投資で、投資の感覚をつかんでみませんか。

 それでは「投資の旅のしおり」を使って、投資スタートの準備に進みましょう。

投資の旅のしおり(3)20代の初投資額は20万円!?≫≫