業績堅調・大型株 配当利回りランキング

 下表は、ここまでの業績が堅調推移で、かつ、高利回りの大型株をスクリーニングしたものになります。前述したような金融関連株は業績の面でランキングからは外れています。

 会社側の配当計画を基にした利回りも併せて載せていますが、配当未定の企業の中でも、豊田通商(8015)清水建設(1803)などはコンセンサスに近い水準を想定しても良さそうです。また、大和ハウスに関しても、今後会社計画の引き上げ余地は残されているでしょう。以下では、配当計画発表企業を取り上げます。

2020年6月2日時点の業績堅調・大型株 配当利回りランキング

コード 銘柄名 配当利回り 6月2日終値 時価総額 実績ROE 経常利益3年変化率 会社予想配当利回り
9434 ソフトバンク 6.59 1,365 65,320 37.9 35.75 6.30
4004 昭和電工 4.18 2,572 3,850 15.5 86.83 -
8015 豊田通商 4.17 2,813 9,959 11.3 7.18 -
1928 積水ハウス 4.16 2,038 13,953 11.5 5.02 4.22
1925 大和ハウス工業 4.15 2,652 17,665 14.1 6.70 3.39
1803 清水建設 3.93 924 7,285 13.6 11.16 -
9433 KDDI 3.85 3,159 72,789 14.9 6.86 3.80
8001 伊藤忠商事 3.76 2,376 37,649 17.0 30.41 3.70
5929 三和HLDG 3.75 964 2,226 13.3 19.97 3.53
配当利回り平均(%) 4.28
注:配当利回り、実績ROE、経常利益3年変化率の単位は%、時価総額の単位は億円、株価の単位は円。
注:連続増配期間には2020年3月期(予)含む、決算期が2020年3月期の実績配当金は予想ベース。
注:配当利回りは実績配当金(2020年3月期は予想配当金)ベース。

銘柄選定の要件

(1)予想配当利回りが3.5%以上(2020年6月2日終値ベース)
(2)時価総額が2,000億円以上(同)
(3)実績ROE(自己資本利益率)が10%以上
(4)3年間での経常利益変化率がプラス5%以上