新・成長株候補の選別始まる

 新・成長テーマに乗る成長株を、株式市場で探す動きが活発化しています。どの銘柄が本当の成長株で、どの銘柄が見かけ倒しか、現時点で明確に峻別するのは困難です。私がファンドマネージャーの時は、新しい成長テーマの候補銘柄がたくさん出てきた時は、とりあえず次々と買ってみて、間違っていたら損切り、正しかったものは買い乗せして流れに乗っていくやり方をしていました。
 こうした成長株を当てるのが、株式投資の醍醐味ですが、値動きの激しいテーマ株は、ひとたび成長ストーリーが崩れた時には、大崩れすることもあります。ハイリスク・ハイリターンの投資と言えます。

 個人投資家が、急騰する可能性も急落する可能性もあるハイリスク・ハイリターンの銘柄に投資する場合は、想定外の急落に備えて、「逆指値・成行売り」注文を入れておくことも考えるべきだと思います。

 今日は、想定外の大きな下落が起こった時の損失を一定範囲に抑えるのに役立つ、「逆指値(ぎゃくさしね)売り注文」の使い方を、解説します。