急な相場変動で肝を冷やしたくないなら
アクティブファンドの中には、大きなリターンを取りにいくよりも、むしろ、市場平均と比べてリスクを低く抑えることに重きを置いた商品も数多く存在します。実は、機関投資家と呼ばれるプロの投資家の世界では、2000年代後半の世界的な金融危機以降、リスク低減型の商品が増え、広く活用されてきました。退職金や教育資金など、数年以内に使う、または、取り崩すことを決めている資金の他、相続金のように元本の大きな毀損(きそん)を避けたい場合などは特に、こうしたリスク低減型の商品を活用することをおすすめします。
また、インデックスファンドで投資信託積み立てをしている方で、一連の「コロナショック」の株価急落で肝を冷やしたという方にとってもアクティブファンドは有効です。例えば、「楽天証券ファンドセレクション(2020年冬)」で紹介している「バランス型(可変配分)」の「投資のソムリエ」と「ファイン・ブレンド(資産成長型)」はいずれも、リスク調整機能を備えています。部分的に取り入れることで、相場急変時には、ポートフォリオの「緩衝材」としての役割が期待できます。