本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.29円
↓下値メドは109.42円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ポンドの盛りは終わった、
という意見はよく聞きます
ブレグジットを果たし、昨年末の総選挙で大勝利した英国のジョンソン首相は、選挙公約でありまた支持者の強い要望でもある経済活性化に向けて内閣改造に乗り出すことになりました。財政政策を巡って対立していたジャビト財務相は先週辞任。「目の上のたんこぶ」がなくなり、ジョンソン首相はこれから大手を振って財政刺激策を進めてくれるだろう、という期待からポンドが買われました。
先週1.2872ドルまで売られていたポンド/ドルは、1.3070ドルまで反発。ポンド/円も141円台前半から143円台半ばまでポンド高に戻しました。しかし、今週のポンドは1.31ドルと143.50円を超えられないまま下がり始めています。
なぜなら、素直にポンド買いとはいかない事情もあるのです。英国経済が直面する最大の問題は、(財政よりも)貿易。EU(欧州連合)との自由貿易協定(FTA)交渉は3月からから本格化するのですが、EU側はかなり強硬姿勢で、現時点から難航が予想されています。破談となれば、今年の12月に英国は第2の「合意なき離脱」を迎えることになります。
またマーケット関係者が気にしているのは、EU側がロンドン拠点の金融機関に対して、EU市場へのアクセス権を制限しようとしていること。国際金融センターであるシティーの地盤沈下のおそれがでています。
相手はEUだけではない。ファーウェイのインフラ参入を許可したことや、巨大IT企業の過度な節税を防ぐデジタル課税の導入を巡り、英国は米国も「敵」に回しています。
ポンドの上昇は続かない、伸びきるのを待っているところ。中期的にはポンド安とみるトレーダーは多いようです。ポンド/円の最新位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
18日のドル/円のNY市場終値は109.88円
17日の終値に比べ0.01円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
何も学ぼうとしないなら、その瞬間は死んでいるも同然だ。 - ジャック・ニコルソン(俳優)
今日は何の日(2月19日):
ナポレオン・ボナパルトがフランス第一執政に就任(1800年)
エジソンがレコードプレーヤー(フォノグラフ)の特許を取得(1878年)
アメリカ在住の日系人が強制収容所に収監(1942年)
太平洋戦争:硫黄島の戦い(1945年)
ソビエト連邦が宇宙ステーション「ミール」を打ち上げ(1986年)
各国・各通貨トピック
新型肺炎:
新型肺炎による観光業落ち込みで、大幅なタイバーツ安のリスク高まる。
武漢で医療従事者1,100人以上が感染か
香港政府が日本へチャーター機を派遣。クルーズ船の330人を帰還へ
ドル:
米政府、GEの中国向けエンジン輸出の停止を検討
FRB(米連邦準備制度理事会)の緩和政策が金融政策と財政政策の壁を壊し、独立性を失った
次にリセッションになった場合、FRBはゼロ金利も
ユーロ:
マクロン与党公認のパリ市長候補、わいせつ動画流出で出馬撤回
ECB(欧州中央銀行)がマイナス金利政策に「居心地の悪さ」
ポンド:
英政府、2020年度予算案発表を延期
アイルランド総選挙、シン・フェイン党が得票率24.5%獲得して首位に
豪ドル:
失業率5.3%以上に上昇なら、4月利下げか
RBA(豪準備銀行)
暴風雨「デニス」の被害拡大で、英国が大規模災害を宣言
Theyが単数形に 英語辞典の世界的権威ウェブスターが新たな用法認める
ベトナムで空港からのタクシー移動は危険? 数百倍の料金請求される恐れも