今日注目のイベント:メイ英首相スピーチ、NZ総選挙、カナダCPI

日付

時間

地域

経済指標

前回

予想

09/22

-

英国

EU離脱に関する方針演説

-

-

09/22

16:30

ドイツ

9月 製造業PMI:速報値

59.3

59.0

 

16:30

ドイツ

9月 サービス業PMI:速報値

53.5

53.8

 

17:00

欧州

9月 製造業PMI:速報値

57.4

57.2

 

17:00

欧州

9月 サービス業PMI:速報値

54.7

54.8

 

17:00

欧州

ドラギECB総裁、発言

-

-

 

21:30

カナダ

8月 CPI(前月比)

0.0%

0.2%

 

21:30

カナダ

8月 CPI(前年同月比)

1.2%

1.5%

09/23

-

NZ

NZ総選挙

 

 

 メイ英首相は日本時間今夜、EU(欧州連合)離脱に関する英国の方針演説を行います。メイ首相は、EUが求める費用を支払うことで、難航している交渉の打開策を見出そうとしていますが、EU側の態度は頑なで、先行きは不透明なままです。

 欧州では9月PMI(購買担当者指数)の速報値とドラギ総裁のスピーチが予定されています。PMIは重要な景気先行指標としてECB(欧州中央銀行)も注目しています。

 北米時間はカナダのCPI(消費者物価指数)の発表があります。8月のインフレ率は、前年同期比1.5%に上昇の予想。カナダ銀行は今月6日、「金融緩和政策は不要になった」として、政策金利を1.00%に利上げしました。マーケットでは、原油高の追い風もあってカナダ高が進んでいます。

 NZでは明日23日に総選挙が行われます。キー前首相の辞任を受けて後継となったイングリッシュ氏が率いる国民党が4期目を目指します。野党の労働党が政権を獲得した場合、RBNZ(NZ準備銀行)は、物価安定だけでなく完全雇用も要請される可能性があり、このことがNZドルの上値を重くしています。最新の世論調査では、国民党の支持率が労働党を上回っていますが、大差というわけでもありません。結果によっては、月曜日の朝のNZドルが大きく動くリスクがありますので注意が必要です。


デイリーピボット:注目通貨の予想レンジは?

 デイリーピボットは、先週のレンジを元に、今日のレンジを予想するテクニカル指標です。今持っているポジションの利確や損切りレベルの参考として、あるいは新しいトレードのエントリーポイントとして、FXマーケットでも多くのトレーダーが利用しています。

 今日のドル/円のピボット・ポイントは、112.44円です。
 ピボットとは「回転軸」という意味で、このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。レートがピボット・ポイントより上で取引されているときは、ドル/円の相場は強気が優勢、下にある場合は弱気が優勢と考えます。

 今日の上値ライン(レジスタンス)は、112.75円、113.02円、下値ライン(サポート)は112.16円、111.86円になっています。

ピボットの計算とトレードアイデア

 ピボット・ポイントは、前日の高値と安値と終値を平均して求めます。このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。

 このピボットに、ピボットから前日の安値までの値幅を足したレベルが、第1レジスタンス(R1)になります。前日下げた幅と同じ程度の反発はあるだろうと仮定して、そこを最初の上値メドと考えます。

 第1サポート(S1)は、ピボットから前日の高値からピボットまでの値幅を引いたレベルです。前日上げた幅と同じ程度の反落はあるだろうと仮定して、そこを最初の下値メドにしています。

 ピボットでは、今日の相場は、おおよそ、これらのレジスタンスとサポートのレンジ内で推移するだろうと考えます。しかし、それ以上に相場が大きく動くこともあります。

 そこで、ピボットには、HBO(上値ブレークアウト)とLBO(下値ブレークアウト)と呼ばれるレベルが設定されていて、この水準を越えて相場が動いた場合には、新しいトレンドが始まったとみなします。

 下の図のように、たとえば、HBOをストップに、第1、第2レジスタンスで売り上がる、あるいは、LBOをストップに、第1、第2サポートまで買い下がる、といったようなトレードが考えられます。ただし、あくまでも一例であって、決して利益を保証するものではありません。トレードは自己責任でお願いいたします。