本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.65

下値メドは108.18

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

週末も、株安、円高、コロナウイルスに要注意

 ドル/円は上値が重い。今週の高値は、現在のところ29日につけた109.26円。近くに見えるのですが30日(木曜)も高値は109.07円まで。海外時間には108.58円まで下げて逆に今週の安値を更新しました。その後引けにかけて反発しましたが109円台は回復できず、終値は108.95円。新型肺炎のニュースを気にしながら徐々に円高が進んでいく状況。

 今週のピボットで位置情報を見ると、現在のドル/円は第2サポート(108.51円)の上に位置してます。第1サポート(108.90円)を何度かブレークしますがすぐに戻ってきます。108円台半ばから下の買いの強さが感じられます。しかし、ピボットの下にいる限り、目線は円高。昨年12月の安値(108.41円)そして昨年の中心値(108.20円)を下抜けするならば、円高の勢いが強まりそうです。その材料となるのがコロナウイルス、そして株価の動向。ドル/円位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。

 BOE(イングランド銀行)は政策金利を0.75%に据え置き。12月の総選挙を経てジョンソン首相の保守党が大勝利し、ブレグジットの不透明感が薄まるとともに英景気の先行きに明るさが増したことが利下げ見送りの理由。ただしまだ経過観察中で、英経済が再び悪化するならば、5月に利下げすることも考えられます。英国は今夜、1月31日グリニッジ標準時間23時(日本時間2月1日午前8時)にEU(欧州連合)を離脱します。

毎ヨミ!FXトップニュース

30日のドル/円のNY市場終値は108.95円

 29日の終値に比べ0.09円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

「神が何であるか」を言い表すことはできないが、「神が何でないか」は明確にできる​

各国・各通貨トピックス

新型肺炎:
    新型肺炎の隔離場所、米国は空軍基地、豪は離島、日本はホテルか自宅
    スターバックス、中国店舗の半数以上を休業
    日本の家電量販店への中国人観光客、前年比30%減
    タイの感染拡大リスク最も高い。武漢からの観光客が1月だけで2万2,000人

ドル:
    ボルトン氏の「トランプ暴露本」、ホワイトハウスが出版差し止め
    パレスチナ議長、米国の中東和平案を「世紀の侮辱」と激しく非難
    メスター・クリーブランド連銀総裁「貿易戦争の不確実性がリスク」
    ボスティック・アトランタ連銀総裁「雇用弱まるならば、政策変えるべき」

ポンド:
    BOE、政策金利を0.75%に据え置き。予想通り
    インフレレポート「2020年のGDP(国内総生産)見通しを+1.2%から+0.8%に下方修正」
    カーニーBOE総裁「新型コロナウイルスの影響には要警戒」

カナダドル:
    カナダ銀行が弱気。「現行金利は適正」の文言を声明から削除
    カナダ銀行、足元弱気も見通しは「強気」維持

その他:
    ディズニー、買収した「20世紀フォックス」から「フォックス」を外す
    仏ボキューズ、二つ星に格下げ。55年ぶり。料理界に衝撃

主要指標終値

出所:楽天証券が作成