今週の予想
3連休明けで、米中通商交渉も目先材料出尽くしてもみ合いとなる可能性
先週の米国とイランの軍事的緊張を巡って、相場は乱高下。週前半の日経平均株価は一時、2万3,000円を割り込み、週半ばから緊張状態が落ち着いてくると、カラ売りの買い戻し中心に大きく反発。2万3,903円まで上昇して2万3,850円で引けました。
目先は、15日に予定されている米中通商交渉の第1段階の合意署名、材料出尽くしで、中東情勢の地政学的リスクも一服して買い戻されているため、このまま、すぐに2万4,000円を上回っていく可能性は少ないと思われました。しかし、14日に2万4,000円を回復しました。
このまま2万4,000円を上回る場合は、米国の主要株価3指標の最高値更新が継続するか、もしくは米中通商協議の第1段階の合意書への署名後、すぐにでも第2段階の話し合いへ進めば、相場の上昇要因となります。
一方で、中東の地政学的リスクは一服したとしても、テロなど中東情勢に安心感は持てず、加えて今後、米国経済指標にも注意が必要です。
今週の日本市場は、3連休明けのスタートで、来週20日(月)はキング牧師の生誕記念日のため、米国は3連休になるため、週後半は手控えムードで相場に動きが出にくいところです。