先週の結果

先週は、年末年始の休日で週始めのみの営業、米国市場は1月1日のみ休場

 先週の日本市場は、12月30日(月)のみの営業でした。そのため、年末年始の休場を前に利益確定売りにより、先物に売りが出て下げ幅を拡大。下げ渋る場面があったものの、戻りは限定的で、大引けにかけて再度売られ、▲181円の2万3,656円の安値引けとなりました。月足では4カ月連続の陽線で引けました。

 新年度の出足は堅調だろうと想定しましたが、中東情勢の悪化から、日本市場が休日の間の先週末の米国市場では、リスク回避のドル安と株安となっています。

 米株は30日(月)の週始めは年末を控えた利益確定売りで、年初から大きく上昇した銘柄が利益確定で売られ3指標(NYダウは▲183ドル)そろって下落しました。その後は1日(水)を挟んで31日(火)、2日(木)は堅調な戻りとなりました。特に2日(木)は米中対立の緩和の期待が続いている中で、中国人民銀行が預金準備率を0.5%引き下げる発表をしたことを好感。米株主要3指標は大幅高(NYダウは+330ドル)となりました。

 ところが2日夜に米国防総省がイラン革命防衛隊のコッズ部隊の司令官を殺害したと発表。それに対してイランは報復を宣言したことで中東情勢が緊迫化しました。

 これを受けてNYダウは急反落。下げ幅は一時▲368ドルの2万8,500ドルまで下げ、終値は少し戻し、▲233ドルの2万8,634ドルで引けました。

 為替市場もロンドン市場では1ドル=107.84円までドルが売られ、NY市場では108.06円で引けました。シカゴの日経先物は▲350円の2万3,290円と大きく下げています。