本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.18円
↓下値メドは108.89円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
新年のドル/円は急落を警戒
週明けのドル/円は堅調でした。始値の109.25円が安値で、NY時間までかけて109.68円まで上昇。終値は109.57円。
ドル/円は、クリスマスまでは緩やかなドル高/円安相場が続くのではないかと予想します。しかし、クリスマスが過ぎた途端、欧米トレーダーは新年モードに一気に切り替わります。日本人が、いちばん気が緩む時期の年末年始で、薄いマーケットを狙ったドル/円の売りを考えているかもしれません。リメンバー・ザ・フラッシュ・クラッシュ。
今年ずっとマーケットを悩ませていた色々な問題が、クリスマスを前に一気に解決に向かっています。
米中貿易協議は、ついに第1段階合意。中国の米農産物大量購入と引き換えに、米国は関税引き下げ。FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ終了は確定的になりました。
英国ではジョンソン首相の保守党が総選挙で大勝。来年1月末に英国はEU(欧州連合)を離脱します。ブレグジットを巡る問題はまだ残っていますが、少なくとも、する、しないの不透明感が消えました。様子見だった対英投資がこれから活発になる期待があります。
今年9月の会合で、利下げと量的緩和再開に追い込まれたECB(欧州中央銀行)ですが、ラガルド総裁は最近、「景気に下げ止まり感がでてきた」と慎重ながらも前向きな発言をしています。
米中貿易摩擦が鎮静化して中国経済が上向けば、急ピッチで利下げを続けてきたRBA(豪準備銀行)やRBNZ(NZ準備銀行)も、利下げを休止する余裕が生まれます。
今週は、今年最後の日銀会合が開かれます。欧米のマーケットが弱気から強気に切り替わるなかで、日銀が我が国の経済に対してどのような見解を示すのか注目です。ドル/円の位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。
為替Walkerは本日が2019年最終号となります。
今年はたいへんお世話になりました。
来年は1月6日からスタートいたします。
2020年もぜひ、為替Walkerをよろしくお願いいたします。
毎ヨミ!FXトップニュース
16日のドル/円のNY市場終値は109.57円
13日の終値に比べ0.21円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
私はよく態度がでかいと言われるけどそうかもしれない。でもそうすべきなのよ、他の誰でもない、自分で自分を信じなければいけないの、それこそが勝者を作るの。 - ビーナス・ウィリアムズ
各国・各通貨トピックス
ドル:
北朝鮮が「クリスマスプレゼント」でロケット発射か
カプラン・ダラス連銀総裁「巨額の企業債務を懸念」
トランプ大統領のツイッター求め1万人超が署名
ポンド:
保守党過半数獲得で「合意なき離脱」リスクが遠のく
労働党敗北で国有化のリスク消え、英国の電気、ガス関連株が急上昇
ユーロ:
ECB理事、追加緩和に慎重。各国の財政支出を要請
ビスコ・イタリア中銀総裁「マイナス金利は長期的には有効な政策ではない」
ラガルドECB総裁「ユーロ圏の経済成長の弱さは対外的要因」
中国人民元:
中国の消費者物価が7年ぶり高水準。豚肉の値段が前年比110%高に
NZD:
RBNZ(NZ準備銀行)「マイナス金利政策はメインシナリオではない」
NZ政府は景気刺激策に重点、RBNZ追加利下げの可能性は低下
カナダドル:
カナダ銀行副総裁「貿易紛争がカナダ経済にとって最大のリスク」
ポロズカナダ銀行総裁、2020年で退任へ
その他:
北朝鮮の電力不足が深刻。「電気使いすぎたら懲役刑」
中国の結婚式で振舞われたワインで5人が死亡。工業用アルコールが混入
人工光による光害で昆虫が絶滅の危機 - 研究者による指摘