本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.18円
↓下値メドは108.01円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
利上げと利下げ、どっちが先?
FOMC(米連邦公開市場委員会)まで108台後半で取引されていたドル/円ですが、結果発表後はやや上値が重くなり、9日安値近辺の108.46円まで下落しました。イベント終了に伴うポジション整理も出ている模様。マーケットではドル買いポジションが積み上がっているため、クリスマス休暇に向けて調整のドル売りが出てくると予想されます。
FOMCは2019年最後となるこの日の会合で、政策金利であるFFレート誘導目標を1.50~1.75%に据え置くことを、全会一致で決定。来年の見通しについては、メンバー17名のうち14名が金利「変更なし」を予想。4名が「利上げ」を予想しました。また声明文からは、「見通しに対する不確実性は残る」との文言が削除されていました。
2020年の追加利下げの可能性はかなり遠ざかったといえます。しかし同時に 、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「利上げ」もまた当面ありえないことを強調しました。
要するに「見通しに著しい変更」があった場合には、「利下げ」、「利上げ」も両方の可能性があるが、しばらくの間は「様子見」を続けるということ。
見通しに生じさせる最大要因といえば貿易関税戦争です。この問題は来年も続くわけで、見通しの変化は下向きのリスクの方がやや大きいといえます。まだ利上げよりも利下げのほうが可能性ととしては大きいわけで、ドル/円も伸び悩んでいます。
ドル/円の位置情報については、「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
11日のドル/円のNY市場終値は108.56円
10日の終値に比べ0.18円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
一番難しいのは行動すると決意すること、そのあとは粘り強く続けるだけ。- アメリア・イアハート(宇宙飛行士)
各国・各通貨トピックス
ドル:
FOMC、FF金利誘導目標を1.50~1.75%に据え置き
FOMC声明「(政策金利据え置きは)全会一致で決定」
パウエルFRB議長「米経済見通しは依然として好ましい」「利上げには著しく持続性のあるインフレ加速が必要」
米11月消費者物価指数 前年同期比2.1%、予想2.0%
ポンド:
選挙戦終盤で労働党が猛然と追い上げ。保守党の議席予想が359から339まで減る。
ユーロ:
スウェーデン11月消費者物価指数、予想上回る。スウェーデン中銀は来週利上げへ
中国人民元:
中国、政府機関から外国製コンピューターを排除
中国が長期の貿易戦争に備え始める。米中貿易協議成立の見込み遠のく
南アランド:
国営電力会社エスコム、過去最悪の計画停電を通知。停電時間は平均1日4時間
その他:
6億900万年前の化石から謎の多細胞生物が発見される
無宗教のアメリカ人、カトリック教と並んで首位に