本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは108.92円
↓下値メドは108.18円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
安心しちゃって大丈夫?
今週12月12日に行われる予定の英国議会下院の総選挙は、ジョンソン首相率いる与党「保守党勝利」、そして、来年初めに「英国のEU(欧州連合)離脱」というのが、マーケットが描いているメインシナリオです。
もっとも、英国民の関心はブレグジットから経済政策へと移っているようです。離脱が良いとか悪いとかいうよりも、ずっと決まらないことに不満を募らせています。ブレグジットは一刻も早くケリをつけて、経済を立て直してくれと思っています。
保守党が勝利してブレグジット問題は終了、英経済の先行き不透明感が消えるという期待のもと、マーケットではポンドが買われています。ポンド/円は5月10日以来の143円台、ポンド/ドルは1.31ドル台まで上昇しました(チャート参照)。
全ての世論調査で保守党がリードしていますが、ここにきて労働党が差を縮めていることに注意。労働党の公約は、鉄道国営化、富裕層税や環境税の導入、第2回国民投票(残留か離脱か)などで、これが若年層などにウケがいいようです。
保守党勝利は確実と思われます。しかし、ブレグジットを巡る国民投票も、事前予想は「残留」でした。また4年前の米大統領選ではトランプ氏敗北が世論調査の結果でした。世論調査に表れない浮動票が最後の最後になって労働党に流れこむことも考えられます。その結果、政権交代とまではいかなくても、保守党が過半数を取れないハングパーラメントになるリスクはまだ残っています。ただひとつ確かなのは、保守党、労働党のどちらが勝ったとしても英国は緊縮財政を捨て、財政拡大路線に大きく転換することです。
動くポンド/円の位置情報は、「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
09日のドル/円のNY市場終値は108.55円
06日の終値に比べ0.02円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
素早く動いて物事をブッ壊せ。もし壊せないなら、十分なスピードで動けていないからだ。- マーク・ザッカーバーグ
各国・各通貨トピックス
ドル:
ボルカー元FRB(米連邦準備制度理事会)議長死去
トランプ大統領は「解任に相当」 米憲法学者が見解示す
パウエルFRB議長「金融政策は適切」「経済見通しが大きく変われば政策も対応」
カプラン・ダラス連銀総裁「見通しの大幅変更ない限り、金利は現状に据え置き」
11月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録「状況が変化しない限り、金利様子見を継続」
ユーロ:
スウェーデン中央銀行、経済減速のなかで今月利上げへ。マイナス金利の副作用を懸念
ドイツが欧州預金保険スキームを支持、ただし銀行の国債保有に厳しい条件を要求
ユーロの1Mボラティリティ、過去最低水準の3%台まで低下
ポンド:
ブレグジット後のポンド急騰を期待するトレーダー増える
英国の自動車販売;前年比4.4%減。17カ月中16カ月でマイナス
中国人民元:
中国のベンチャービジネスブーム終了か。米中貿易戦争の影響
貿易戦争で中国に構造変化。輸入減らして自給自足拡大に目覚める
その他:
ファインディング・ニモのクマノミ、気候変動に適応できず絶滅の危機
ぶどう2個を電子レンジでチンするとプラズマが発生する
米企業がペルーに投資拡大へ、中国の影響力に対抗