本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.41円
↓下値メドは108.52円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
27日(水曜日)のドル/円は、109円からスタートしてから上昇を続け、NY時間の午後には109.61円に到達、5月31日以来、半年ぶりの高値をつけました。
米中貿易協議に関しては特に進展はなかったのですが、投資家は相変わらず合意成立に楽観的。早ければ感謝祭明けにも成立するだろうと期待しています。むしろ、この日のドル買いは、長引く米中貿易戦争にもかかわらず、米国経済が強さを保っていることが大きな理由でした。
第3四半期の米国のGDP(国内総生産)改定値は、1.9%から2.1%に上方修正。10月耐久消費財受注は前月の▲1.1%から+0.6%に増加しました。耐久消費財には資本財が含まれています。トランプ大統領の制裁関税のなかでも投資活動が増えているわけです。
カプラン・ダラス連銀総裁は「9-12月期の米景気は後退するだろう」との見通しを述べていましたが、この勢いからすると、予想以上に米経済は健闘するのではないかという期待がふくらんできます。ベージュブック(米地区連銀経済報告書)は、慎重ながらも米経済は安定度合を強めていると報告しています。
半年ぶりの高値更新、そして節目の110円に迫るドル/円の最新位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
27日のドル/円のNY市場終値は109.55円
26日の終値に比べ0.49円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
カエルは、自分が住む池の水をのみほさないもの – インドの諺
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「関税をさらに引き上げる、中国が合意しなければ」
FRB(米連邦準備制度理事会)、政策ツールとしての「平均インフレ目標」採用を見送り。問題点多く
FRBの緩和政策が、政治の金融政策への介入を招いたとの批判
IMF(国際通貨基金)報告書「大量の国債購入をした時点で、中央銀行は財政政策に関与した」
ユーロ:
ECB(欧州中央銀行)「景気を刺激するためには、政治の協力が必要」
ドイツの社会資本を最新にするには4,500億ユーロの投資が必要
デギンドス副総裁「マイナス金利は副作用を及ぼすほどの水準ではない」
ポンド:
ジョンソン首相「保守党がブレグジットの不透明感を終わらせる」
英国で消費が縮小。日用必需品以外の買い物控える傾向
ホールデンMPC委員「EU離脱の不透明感なくなれば大幅な投資拡大を期待」
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)は年内利下げ終了も、来年は追加で50bpの利下げか
RBAのこれまでの利下げ、効果は十分出ていない
トルコリラ:
エルドアン大統領「米国とはちょっと面倒な事になっている」
NZD:
RBNZ(NZ準備銀行)、予防的利下げは終了か。景気減速対策は完了と判断
その他:
フィリピンのドゥテルテ大統領が突然電子タバコ禁止令。直後に違反者への逮捕命令
ウィーワークが大規模リストラ、世界で2,400人削減へ。従業員の2割
チェコ人のビール消費量、1日1人平均1.5リットル