実際に株を買うか売るか、判断する前に考えなければならないこと
買うか売るか決める前に、もう1つ、考えねばならないことがあります。皆さまは、どの位、株をお持ちでしょうか?
株をたくさん持ち過ぎているならば、さらに買い増しするのは「リスクの取り過ぎ」で望ましくありません。一方、株をほとんど持っていないならば、積極的に買っていくべきと思います。株の保有ポジションが多すぎるか、適切か、少なすぎるかは、ご自身で判断していただくしか、ありません。
「株が上がるならば、いくらでも買いたい。下がるならば、すべて売りたい」と考える方もいますが、将来の予想を当て続けることはできません。きちんとリスク管理をしながら、堅実な資産形成を目指していくべきです。
「いいタイミングで買い、いいタイミングで売る」ことを考えるならば、徹底したトレーディング技術の鍛錬が必要です。中途半端な心構えで、いいタイミングの売買を狙うと、かえって「安値で売って高値で買う」ことになりかねません。特に、世の中のムードに流されやすい「素直な人」は要注意です。