6703 沖電気工業 東証1部

PER(株価収益率)9.9倍 PBR(株価純資産倍率)1.4倍 配当利回り3.1%

 11月7日発表の2020年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.6%の185億円、経常利益+0.1%の155億円と3期連続の増収・増益の見通し。ただし、11月7日時点で、7月26日時点の経常利益を+9.8%の170億円から+0.1%の155億円に下方修正しました。

 2012年11月13日の690円(併合前69円)の底値から、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2014年の1月16日に2,850円(併合前285円)の高値をつけ、ここをピークに5月21日の1,850円(併合前185円)まで押し目を入れたあとの反発で、10月7日の2,720円(併合前272円)、2015年3月10日の2,720円(併合前272円)のダブル天井となって急落し、2016年2月12日の1,230円(併合前123円)の安値をつけました。

 ここを安値にもみ合って2017年1月5日に1,768円の戻り高値をつけて上値を切り下げ、下値は1,220円水準の直角三角形の保ち合い(B)となりました。この保ち合いが煮詰まってきたところで、2018年12月26日の1,209円を安値に戻りを試す動きとなっていましたが、2019年10月7日の1,397円を安値に11月8日の1,565円で直角三角形(B)を上放れる形となっています。