ランキング上位の銘柄について、直近の動きを確認
買付者数ランキングのトップ5に入った銘柄について、銘柄概要や直近の動きをご紹介していきたいと思います。
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)
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買付者数ランキング1位の「SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF(SPYD)」は、S&P500指数の採用銘柄のうち高配当利回り上位80銘柄のパフォーマンスを計測する「S&P500高配当指数」に連動する投資成果を目指すETFです。株価は10月初めに36ドル付近まで下落後、その後は上昇傾向となっています。
今月は、トップ10の中に高配当株式ETF(上場投資信託)が他に2銘柄あり、それぞれ対象指数などが異なりますので、下記にまとめてみましたので、投資の参考にしてみてください。
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※純資産総額および予想配当利回りは2019年11月12日時点の数値
AT&T(T)
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2位は、先月の3位であった米大手通信会社AT&T(T)となりました。株価は、2018年末まで下落傾向が続いていましたが、2019年に入り反発し、その後、上昇傾向が続いています。
10月28日に7-9月期の決算発表と同時に、3カ年計画を発表しました。その中で、資産のポートフォリオ・マネジメントを行うことで、重要度の低い資産の売却によるキャッシュの獲得を行い、そのキャッシュを用いて債務の返済や増配を続けることなどを発表しました。また、不要なM&Aを行わない方針を示したことも市場に好感されたようです。
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
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3位は総合ヘルスケア製品会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。この銘柄は55年連続増配を続けている「配当貴族銘柄」です。ここ最近の同社の株価は128~134ドル程で推移しています。10月18日に同社製品のベビーパウダーに微量のアスベストが混入している可能性があるとして、ベビーパウダーの自主回収を発表し、株価は大きく下落(5%強)しました。しかし、その後、第3者の研究所2カ所が新たに検査したところ、アスベストは検出されなかったことを29日に発表し、株価は上昇し、最近は132ドル程となっています。