IMMポジション推移(08/15 ~ 09/05)

 

円:円のネットショートは、7週間ぶりに増える。

 CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による9月5日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネット枚数(円の買い建玉と売り建玉の差)は、7万2,945枚のショートで、円の売り持ち残高が多い状況です。ドル換算にすると、約84億ドル相当のドル買い持ち(円の売り持ち)になります。

 前週比で円のネットショート枚数は6.5%(約5億ドル)増加。ネットのショート枚数が増えたのは7週目ぶりになりますが、今回のレポートはドル円が107円台まで円高が進んで年初来高値を更新した日より前のデータです。来週のレポートにも注目したいと思います

 売買別では、買い建玉(円ロング)が前週比約7.7%増加。一方売り建玉(円ショート)は前週比約7.0%増加。

IMM円  2015.09 ~ 2017.09

 

 

ユーロ:ユーロのネットロングも、増える。

  • ユーロのネット枚数(ユーロの買い建玉と売り建玉の差)は9万6,309枚のロングで、ユーロの買い持ちが多い状況が続いています。
  • ユーロ換算にすると、約120億ユーロの買い持ち(=約144億米ドルの売り持ち)。
  • ネットロング枚数は、前週比で11.3%増加しました。

 売買別では、買い建玉が前週比0.3%増え、売り建玉は8.5%減りました。ユーロのポジションはふらふらと腰が定まらず、週替わりで増減を繰り返しています。ユーロの高値警戒感と買い遅れることへの焦燥感がせめぎあっています。今回のレポートはECB(欧州中央銀行)会合前の集計です。来週のポジションには、より明確なトレンドが出ているかもしれません。

IMMユーロ  2015.09 ~ 2017.09

 

 

豪ドル:豪ドルのネットロングは、やや減る。

  • 豪ドルのネット枚数(豪ドルの買い建玉と売り建玉の差)は6万4,904枚のロングで、豪ドルの買い持ちが多い状況が続いています。
  • 豪ドル換算にすると、約64億豪ドルの買い持ち(=約52億米ドルの売り持ち)。
  • ネットロング枚数は、前週比2.4%減少しました。
  • 売買別では、買い建玉が前週比2.4%増えましたが、売り建玉も前週比11.4%増えました。買い建玉以上に売り建玉の増加が目立っています。

IMM豪ドル  2015.09 ~ 2017.09

 

 

ポンド:ポンドのネットショートは、増加中。

  • ポンドのネット枚数(買い建玉と売り建玉の差)は、5万2,927枚のショートで、ポンドの売り持ちが多い状況に変わりはありません。
  • ポンド換算にすると、約33億ポンドの売り持ち(=約43億米ドルの買い持ち)
  • ポンドのネットショート枚数は、前週比で2.7%増加。
  • 売買別では、買い建玉が前週比9.3%減ったのに対して、売り建玉は前週比3.8%減りました。

IMMポンド  2015.09 ~ 2017.09

 

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