本日の注目通貨
ドル/円:109円、重い
FOMC発表後のドル/円は、「利下げ、当面休止」の思惑で109.29円まで急伸、今月の高値を更新しました。しかし、8月1日の高値109.31円には残念ながら届かず、108.72円まで後退。終値は前日とほぼ同水準。
チリがAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議を、国内事情により断念したこともリスクオンに水を差しました。このAPECでは米中首脳が貿易協議に合意署名するというパフォーマンスが予定されていました。マーケットの関心事は、FRBの政策より以上に米中貿易摩擦の行方です。FRBが利下げしても、貿易戦争が収まらない限り世界経済の好転は望めません。
ドル/円は、まず109.30円から109.50円のゾーンを超えること。上を狙う位置につけていますが、そろそろ時間切れが近づいているような感じもあります。下サイドは108.50円、そして今年の高値/安値の50%の108.20円。