本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.75円
↓下値メドは108.06円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米利上げが先か、パリオリンピックが先か
FOMC(米連邦公開市場委員会)は、この日の会合で政策金利を0.25%引き下げ、FF金利の誘導目標を1.50~1.75%にすることを決定しました、利下げは2カ月連続で今年3度目。
今後も利下げするかどうかについて、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は明言を避けました。しかし、パウエル議長が米経済の先行きに対してかなりの自信を持っているため、利下げは今回を最後に「当面休止」との見方が増えています。
パウエルFRB議長は「3回の利下げによって、米経済を支えるのにちょうど良い位置になった」と、金利を適正水準になったことを示唆する発言をしています。FRBは、1995年と1998年にも「中期サイクルの調整」を理由に利下げしていますが、そのときも利下げ幅は合計75bpでした。過去の政策に照らし合わせると、これが適正幅ということになります。
だとすると、次は「利上げ」だという期待もあるようですが、FRBは利下げから利上げへ頻繁に転換することはありません。過去の政策から考えると、次の利上げは少なくとも5年先ということになります。東京オリンピックの次、パリオリンピックまで利上げはないでしょう。
もちろん、これは米中貿易摩擦がこれ以上悪化しないという前提。今はまだ利上げより追加利下げのリスクの方が高いと思われます。 FOMC後のドル/円の動きについては「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
30日のドル/円のNY市場終値は108.98円
29日の終値に比べ0.03円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
危険が過ぎると、神は忘れられる
=Danger past, God is forgotten.
各国・各通貨トピックス
ドル:
FOMC、政策金利を1.50~1.75%に引き下げ
利下げは8対2で決定。カンザスシティーとボストン連銀総裁が据え置き主張。
パウエルFRB議長「金融政策は良い状況にある」「将来、利上げが適切となる時期があるだろう」
ポンド:
トゥスクEU(欧州中央銀行)大統領「期限の延期は今回が最後となるかもしれない」
総選挙実施で「合意なき離脱」のリスクも増大
総選挙で、保守党と労働党が共倒れになる可能性
豪ドル:
格付け会社フィッチ、豪州の格付け「AAA」を確認。見通しは「安定的」
RBA(豪準備銀行)「必要ならさらなる緩和を行う用意がある」「住宅価格上昇は、金融の安定を脅かさない」
その他:
カルフォルニアで学校の朝8時前の始業を禁止。子供の睡眠時間を確保
NZが日本からのカメムシ侵入に厳戒態勢
中国の決済、スマホ要らずの「顔認証」時代へ