楽天証券つみたてNISA口座の開設手続きが完了しました。ここから、どの投資信託を買うかは自分で選ばなければなりません。つみたてNISAはすでに投資信託がピックアップされているため選びやすいと言われているのですが、いざ見てみると100種類以上あってけっこう迷いました。どんな投資信託があるのか、自分が選んだ投資信託とともにご紹介します。

積立額を決める

 つみたてNISAの上限額は1年につき40万円です。楽天証券では年間40万円の範囲内で、毎日積立か毎月積立を選べます。

ポイントを貯めるなら毎日積立!

 楽天証券と楽天銀行の提携サービス「マネーブリッジ」で投資信託の購入を行うと、1件あたり1ポイント~3ポイント(ステージによって異なる)がもらえます。月に一度の毎月積立より、毎日積立のほうがポイントをもらえるチャンスが増えます。

 というのも、1日あたり最大15件まで対象となるので、1ヶ月20営業日として、ステージがスーパーVIPかVIP、毎日15件の投資信託を購入するとしましょう。3ポイント×15件×20日=900ポイントが入ってくる計算になります。「そんなうまい話があるの?」と疑ってしまいました。

毎日積立って1年で何日?

 購入が行われるのは営業日だけです。1年間の日数は年によって異なります。楽天証券によれば2019年は244日、2020年は243日、2021年は245日。投資信託によっては土日祝以外にも休日(海外市場の休業日など)があるため、これより少ない日数になります。

1日100円×5商品に決定

 わたしは月1万円という予算を立てていたので、一年あたりの予算は12万円。12万円÷244日=約491.8円ということで、きりよく1日500円と決めました。500円で1つの商品を買うより、100円で5つの商品を買うほうがポイントを貯めやすいので、5つの投資信託を選ぶことにします。

購入する投資信託を決める

 つみたてNISAの対象商品は、国の定めた基準を満たした投資信託に限られています。具体的な要件は、「販売手数料が無料(ノーロード)」「信託報酬が一定水準以下」「信託契約期間が無期限または20年以上」など。すでに長期・積立・分散投資に適した投資信託がピックアップされているため、初心者にも選びやすいとされています。

選びやすいとはいうけれど

 わたしも選択肢がたくさんありすぎると迷ってしまうタイプなので、すでにピックアップされているのはありがたいと思っていました。しかし、いざ楽天証券でつみたてNISA対象商品を見てみると、なんと150件もヒット(2019年1月現在)。初心者はこれでも十分迷います。

どんな投資信託がある?

 楽天証券の投信スーパーサーチで資産の分類を見てみました。(2019年1月現在)

 投資信託ではさまざまな資産に投資するのがセオリーですが、つみたてNISAの対象となっている商品は国内株式と海外株式に偏っています。分散投資には向かないように感じました。

バランス型の投資信託に注目

 そこで注目したいのが、ミックスアセット(バランス型)の投資信託です。債券やリートがメインの投資信託はつみたてNISAの対象外。しかし債券やリートにも投資するバランス型の商品は、つみたてNISAの対象に含まれます。

 eMAXIS最適化バランスを例に挙げると、資産割合に応じて5つの商品がありました。

 このほかにもバランス型の商品は複数あるため、組み合わせて購入することで分散投資ができます。