円高！欧米株が大幅続落、ダウ1カ月ぶり安値、ドル/円は106円台を目指す

［本日のドル/円］

↑上値メドは108.54円

↓下値メドは106.01円

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

「円を買え！」​

　10月のリスクオンは、はやくも終了、この日のマーケットは株売り、ドル売り。欧州市場では英国株とドイツ株が大幅続落し、NY市場のダウ平均株価は一時600ドル近く下落しました。ドル/円は、あともう少しで106円というところまで円高になっています。この水準は要注意。詳しくは「今日の注目通貨」をご覧ください。

　今週発表された、9月の米製造業ISMが47.8。50未満というのは「不況」を意味します。ISMが2カ月連続で50を下回ったことは、米経済先行きに楽観的だったマーケットにとってはよほど衝撃だったのでしょう。ISMを境にマーケットの雰囲気が、がらりとかわりました。

　さらに、ADP 雇用データが予想より悪かったこともドル売りを促しました。ADP雇用データは、米労働省の9月雇用統計を予想する指標として注目度が高いのです。パウエルFRB議長は、折に触れ「雇用は強い」と発言しているのですが、本当にそうなのか？とマーケットの不安は高まっています。

　明日4日発表の雇用統計についての詳しい解説は、「米雇用10万人割れのリスクも？順調の影にこれだけの不安材料：9月米雇用統計詳細レポート」をぜひご覧ください。