投資に限らず、副業にどれだけ時間を費やすかは、時間頼みではなく、やってみるといい

 お金を増やす方法を「副業」と呼ぶ場合、なかなか定義は難しくなります。例えば「アパートを経営する会社員大家さん」のアパート経営を副業と呼ぶかどうかも、最後は本人の考え方一つで決まるような気がします。

 ただし、ここで考えておきたいポイントとして「副業とそこに使う時間」については検討の余地がありそうです。

「時間を費やす」ことで追加的な収入を得る発想を持つ場合、時給としてどれくらい期待できるかという視点と、その費やす時間が、本業である仕事やプライベートにどれだけ影響を及ぼすかを考える必要があります。

 週末の土日に12時間バイトをすれば、時給1,000円として1万2,000円、1カ月で4万8,000円の収入を増やすことができますが、これによって疲労し、本業に支障が出て、むしろ収入が減る場合も出てきます。

 資産運用も同様で、睡眠時間を削って情報収集し、深夜のトレードをしていては仕事にもプライベートにも影響が出てくるでしょう。

 副業は簡単なようで簡単ではありません。投資もそうです。一方で、「どんな副業や投資スタイルを選ぶか」「どれくらいコミットするか」は自分で決定できる要素でもあります。

 無理せず、バランスよく、そして欲をかき過ぎないようにしながら、「副業」や「投資」をあなたの生活の中に取り入れてみてください。