英国:BOEは政策金利据え置き、CPI上昇、失業率横ばい

 

 そして、14日はBOE(英国中央銀行)の会合が開かれます。BOEは政策金利を据え置く見込み。BOEは英国のインフレ見通しにそれほど強気ではなく、むしろ物価はピークに差し掛かっていると判断しています。ブレグジットの悪影響が広がることを考えると、今後数年間はBOEの利上げは無理との見方が強まっています。

 今週は、英国の重要な経済指標が多く発表されます。英国の8月のCPI(消費者物価指数)は、前月比、前年同期比ともに前回を上回る予想。失業率は変わらず。雇用データは、失業率以上に労働賃金が注目されます。物価が上昇するなかで賃金が伸びなければ、実質所得はマイナスになり、英国の消費活動が減退するおそれがあります。

米国:CPI上昇傾向に。ハリケーンが影響

 

ユーロ圏:スイス、政策金利据え置き、インフレ見通しは上昇修正か

 今週は14日発表の8月の消費者物価指数に注目。前月比、前年同期比ともに上向きの予想となっています。今後数カ月は、米国を襲っているハリケーンが燃料価格を押し上げるため、消費者物価指数は強含みで推移すると思われます。

 

 SNB(スイス国立銀行)は、今週の会合で、政策金利を現行水準に据え置く見込み。SNBは、スイスフラン安効果で、インフレ見通しを上方修正する可能性があります。しかし、経済関係の強い欧州のECBが量的緩和を終了するまでは、利上げしないと見られています。

オセアニア:豪雇用市場は堅調

 

中国:小売売上高

 

 豪州の失業率は5.6%で前月比変わらずの予想。RBA(豪州準備銀行)は雇用市場に対して楽観的で、それを示すように新規雇用者数の増加は堅調なようです。 

 

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