セクターETFとは?

 セクターETFは特定の業種だけに投資する際に用いられます。ETFによって、米国のセクターだけに投資するETFと、グローバルのセクターに投資するETFがあります。

 米国のセクターだけに投資するETFとしてはステートストリートのセクターSPDRファンドが有名です。

銘柄名 コード 費用比率
一般消費財セレクト・セクターSPDRファンド XLY 0.13%
生活必需品セレクト・セクターSPDRファンド XLP 0.13%
エネルギー・セレクト・セクターSPDRファンド XLE 0.13%
金融セレクト・セクターSPDRファンド XLF 0.13%
ヘルスケア・セレクト・セクターSPDRファンド XLV 0.13%
資本財セレクト・セクターSPDRファンド XLI 0.13%
素材セレクト・セクターSPDRファンド XLB 0.13%
テクノロジー・セレクト・セクターSPDRファンド XLK 0.13%
公益事業セレクト・セクターSPDRファンド XLU 0.13%

 一方、米国だけでなく世界のセクターに投資できるETFはブラックロックが出しています。

銘柄名 コード 費用比率
iシェアーズ・グローバル一般消費財ETF RXI 0.46%
iシェアーズ・グローバル・エネルギーETF IXC 0.46%
iシェアーズ・グローバル金融ETF IXG 0.46%
iシェアーズ・グローバル・ヘルスケアETF IXJ 0.46%
iシェアーズ・グローバル資本財ETF EXI 0.46%
iシェアーズ・グローバル素材ETF MXI 0.46%
iシェアーズ・グローバル・テクノロジーETF IXN 0.46%
iシェアーズ・グローバル公益事業ETF JXI 0.46%
iシェアーズ・グローバル電気通信ETF IXP 0.46%

 なぜセクター別のETFが存在するか? というと、景気の局面に応じてその時々で人気化するセクターが変遷していくことが知られているからです。

 一例として景気が悪くなりつつあるときはヘルスケアや生活必需品などが相対的に良いパフォーマンスを示すことが知られています。セクターETFは、そのようなメリハリをつけた投資を可能にするわけです。