本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.01円
↓下値メドは107.01円
今朝の天気マークは「晴れ」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ECB(欧州中央銀行)という大イベントが終了して、いよいよ来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)。市場参加者10人のうち9人が、FRBは利下げすると考えています。昨日のトルコリラ/円、ユーロ/円、ドル/円の動きについては「今日の注目通貨」をご覧ください。
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は先週行った講演で、米経済について慎重ながらも楽観的な見通しを示しました。労働市場は強く、2019年のGDP(国内総生産)は2.0%から2.5%に拡大すると予想しています。「米経済は良好、なのに利下げ」するのはなぜでしょうか。
「消費部門は強いが、製造業部門は弱っている。世界景気は後退するなかで通商問題の不透明感はさらに増し、企業投資が慎重。そしてインフレ率は低い」というのがパウエル議長の経済評価です。ただ、パウエルFRB議長は、米経済のリセッション(景気後退)は予想していません。ここは重要なところです。
FRBが利下げするのは、インフレ期待をこれ以上後退させない予防的な行動ということです。(不況になったからではなく)景気を長期間持続させるために、「持てるツール全てを使って支援する」わけです。来週の利下げが、中期的な調整にすぎないのか、それとも本格的な利下げサイクルを意味するのか、この点を見極めることも大切です。
毎ヨミ!FXトップニュース
12日ドル/円のNY市場の終値は108.09円
11日の終値に比べ0.24円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。
今日の格言:
「資金が余裕しゃくしゃくでないといかん。余裕がないと、度胸がつかん」 - 石田禮助(出典「粗にして野だが卑ではない」城山三郎著)
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「FRBは政策金利をゼロ以下に引き下げる必要がある」、「(米国は)ゼロ金利で期間を大幅に長期化して債務の借り換えをする」
FOMCメンバーはブラックアウト期間。関係者の金融政策に関する発言は禁止
ボルトン大統領補佐官解任で、北朝鮮とイランの外交戦略は転換か
ユーロ:
ECB声明「中銀預金金利を▲0.5%に引き下げ」、「量的緩和再開を11月1日から、月額200億ユーロ実施」、「段階的金利を導入」
ドラギ総裁「顕著な下振れリスク」、「量的緩和をかなりの長期間にわたり継続」、「ECBは為替相場を目標にしていない」
中国人民元:
香港の行政長官、米国に対し介入しないよう警告
人民元の公示レート、7.09ドルが警戒ラインか
中国の習国家主席がトランプ大統領を名指しで批判「信じることできない」
その他:
イスラエル首相、ヨルダン渓谷併合を選挙公約に
マイクロソフトが開発した麻雀AI、人間の最高位に匹敵する実力
フランスの熱波で気温45.9度、1435人死亡。仏のエアコン普及率5%