アノマリーという意味では、8月30日はジブリの呪いの日である。ジブリの呪いとは、金融業界や投資家などの間で語られているアノマリー、ジンクスおよび都市伝説の一つである。ジブリ映画が放送されるたびに、東京市場では株式市場や外国為替相場が大荒れになるという噂が、2008年頃から株や市況を生業にしている人たちの間の一部で語り継がれている。
8月28日(水)のラジオNIKKEI『楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー』では、楽天証券テクニカルアナリストの土信田雅之氏をゲストに、このあたりの話を取り上げてみた。ぜひご覧ください。
8月28日: 楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー
8月に下げて9月は戻すが10月にもう一度下げてダブルボトム(底)をつけるというのが1998年相場のパターンである。
『アナログチャートモデル』はチャーダーファンドの副社長だったピーター・ボリッシュが考案し、「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」を当てたことで脚光を浴びたパターン分析である。この分析手法は、相場は一定のパターンを繰り返すという相場のフラクタル構造や相似性に着目したものだが、米国では非常に人気が高い分析手法だ。
Paul Tudor Jones - Trader Documentary 1987
ポール・チューダーやピーター・ボリッシュが登場するブラックマンデーのドキュメンタリー
相場はニュースによって作られるのではない。長くマーケットと格闘した人なら分かるだろうが、ニュースは相場が作るのである。そして、相場は行きたいところに行く。