好調の理由は「人件費」?
もしかすると、マクロ経済の停滞によって、人件費の高騰、とりわけアルバイト・パートの時給上昇の頭打ちを見込んでいるのかもしれません。この3年間だけを見ても、三大都市圏(首都圏・東海・関西)のアルバイト・パートの平均時給はジリジリと上昇し、現在は1,050円超に達しています(国内シンクタンク調べ)。外食関連株を含む小売株には人件費高騰を嫌気する見方があったのも事実です。
さらに米中貿易摩擦が長期化すれば、世界的なマクロ景気の悪化≒国内人件費上昇の頭打ちを見越し、逆にこれら銘柄が選好される動きになっているのかもしれません。上の大手外食株だけでなく、年初来高値を更新する水準までにはないものの、足元の株価が堅調な動きをしている外食関連株は意外なほど多いのが実際です。
今回は10万円で投資可能な銘柄を参考として挙げてみます。