今後意識される節目はどこか
となると、今後は「2万325円前後が引き続き意識されやすい節目になるのか?」、また、「反発によってどこまで株価が戻せるのか?」の二つがポイントになりそうです。
ちなみに「意識されやすい節目」ですが、前回のレポートでも紹介した、昨年10月2日の高値(2万4,448円)から12月26日の安値(1万8,948円)の下げ幅に対する戻り水準のラインを描いたものが引き続き有効と思われます。
■(図2)日経平均(日足)の動き その2(2019年8月16日取引終了時点)
前回のレポートでは、今年に入ってからの日経平均が、半値(50%)戻しと38.2%戻しの範囲内で推移していることが多く、この範囲(2万1,049円~2万1,698円)がメインの想定レンジとなり、上振れたら61.4%戻し(2万2,347円)、反対に下振れたら23.6%戻し(2万246円)まで動きそうだというのをサブシナリオにしていました。
実際の株価は下方向へのサブシナリオへと進んでいきましたが、先ほどの2万325円前後と同様に、引き続き23.6%戻しの水準2万246円割れにも注意が必要な状況に変わりはなさそうです。