これらのことからも、市場は冷静に捉えていることが窺え、強材料に対する反応が限定的なことから、市場のセンチメントは幾分弱気にシフトしている可能性も窺える。6月前半の50ドル水準から戻り歩調にあったが、60ドル超えからの買いに弾みが付かないことから、買い飽き感も出ている可能性がある。弱気な要因が出てくると、失望売りが誘われる可能性もあるため注意したい。

今週の予想

・WTI 中立 54.00-57.50ドル
・BRENT 中立 61.50-64.50ドル

※「原油マーケットの行方」は、今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました。