含み損がかなり大きい場合はどうするか?

 含み損がまだ小さい場合、早めの売却をすることで新たにキャッシュを得ることができるというメリットのほかに、そのまま保有を続けることによる含み損の拡大を回避する目的があります。

含み損がさらに大きくなりマイナス40~50%の場合

 基本は売却により新たなキャッシュを得ることが得策です。

 ただ、売却の時期については一考の余地があります。塩漬け株をなくしてすっきりしてしまいたいのであればすぐ売却してもよいと思います。当面は売却しても他に新規投資資金として使う予定がないのであればそのまま保有を継続し、投資したい銘柄が出てきたときに塩漬け株を売却し、新規投資銘柄の購入資金に充てるということもできます。

 塩漬け株の株価が今後上昇するのであれば、しばらく保有を続けた方が有利ですし、逆に塩漬け株の株価が下落するならば、できるだけ速やかに売却した方が有利です。

 しかしながら、塩漬け株の株価が今後どうなるのかを予想することはできません。今すぐ売るか、新しい株を買うときに売るか。ご自身が抵抗の少ない方法を選べばよいと思います。