新機軸を打ち出す必要性
これまでのドラギ氏の政策が有効でなかったのだとすれば、ラガルド氏は財政出動を訴える必要が出てきます。これはECBの管轄ではありませんから、ドイツ政府を説得しなければなりません。その点、根回しのうまいラガルド氏にはうってつけの役目だと思われます。
つまり欧州経済のテコ入れはECBの独り相撲ではなくEU、ひいてはドイツを巻き込んだ共同戦線になるというわけです。その際、顔の広いラガルド氏はこれまでの中央銀行総裁の伝統的な役回りを超えた活躍をすることができるかもしれません。
これまでのドラギ氏の政策が有効でなかったのだとすれば、ラガルド氏は財政出動を訴える必要が出てきます。これはECBの管轄ではありませんから、ドイツ政府を説得しなければなりません。その点、根回しのうまいラガルド氏にはうってつけの役目だと思われます。
つまり欧州経済のテコ入れはECBの独り相撲ではなくEU、ひいてはドイツを巻き込んだ共同戦線になるというわけです。その際、顔の広いラガルド氏はこれまでの中央銀行総裁の伝統的な役回りを超えた活躍をすることができるかもしれません。
次期ECB総裁、欧州委員長が内定で、米中戦争が飛び火の独経済の今後は?
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