本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.04円
↓下値メドは106.92円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
経済データよくても「関係ない」
マーケットがドル高に動いているのに、ドル/円は早くも107円台に陥落。「通貨安(除くドル)」+「円高」で、結果としてクロス円の売りが目立っています。ユーロ/円は121円台後半、豪ドル/円は75円前半まで下落。今週のクロス円の、上下のメドは「今日の注目通貨」をご覧ください。
G20という政治イベントが終わったいま、マーケットが注目するのは「リアルデータ」。今夜はADP雇用データに注目したいと思います。ADP雇用データは、金曜日(5日)の6月雇用統計の先行指標として重要です。先月のADP雇用データは予想に比べて大幅悪化して、米長期金利が急落してドル売りが強まったのですが、その2日後に発表された米労働省(BLS)発表の雇用統計も非農業部門雇用者の増加数が予想を大幅に下回る結果となりました。今夜のADP雇用データの予想は14.0万人(前回2.7万人)。回復を期待させる数字となっています。
なぜ、雇用統計にマーケットが注目するかというと、FOMC(米連邦公開市場委員会)の「利下げ」判断に重要な影響を与えるからです。ただし今回は、結果がどうであれFRBはすでに利下げを決めているのではないでしょうか。
いくらデータが良くても利下げするのだとすれば、「どれだけ下げる」が関心事になるわけで、マーケットは「悪い」結果により強く反応することになります。現在の利下げ幅予想の25bp(ベーシスポイント)が50bpに拡大するという思惑を呼ぶからです。ドル高の流れが急反転することも考えられます。
毎ヨミ!FXトップニュース(7月2日)
2日ドル/円のNY市場の終値は107.91円
1日の終値に比べ0.52円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
各国・各通貨トピックス
ドル:
クドロー米国家経済会議委員長「FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げに賛成」
カプラン・ダラス連銀総裁「利下げするのは早すぎる」
バーキン・リッチモンド連銀総裁「経済成長の鈍化は、利下げの可能性を高める」
デーリー・SF連銀総裁「利下げや利下げ幅について話すのは時期尚早」
北朝鮮の非核化は進まない = 専門家の見方
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)、政策金利を1.00%に引き下げ
RBA声明「利下げは経済成長を支えるため(経済悪化が理由ではない)」
ロウRBA総裁「必要ならば、金利を再び調整する用意がある」
イラン:
イラン、核合意制限を破棄
ネタニヤフ・イスラエル首相「イランの核開発を認めない」
ハント英外相「核合意に違反したイランに対して強い懸念」
ユーロ:
次期ECB(欧州中央銀行)総裁の座はフランスが獲得。ラガルドIMF(国際通貨基金)専務理事
ECB政策担当者「7月に急いで利下げする理由ない」
フランス南部で45.9度を記録。欧州各地で死者も
メルケル首相が体調不良、全身に震え
中国人民元:
米朝の直接対話は、中国にとって好ましくない
その他:
フェイスブックの会社にサリンの小包?
「新宿の目」が破損、器物損壊容疑で捜査