本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.33

下値メドは107.12

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

ドル/円週明けスタートダッシュも
どこまで持続するか疑問

 先週金曜日(7日)に発表された米5月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回る弱い結果でした。ドルは全面安の展開となり、ドル/円も雇用統計前に108.62円まで週の高値を更新するなど買い優勢でしたが、指標発表後に107.88円まで急落。ユーロ/ドルは1.1348ドルまで買われて約2ヵ月半ぶりの高値をつけました。リスクオフが強まるなかNY市場のドル/円は108.21円で終了しました。

 ところが、トランプ米大統領が日本時間の土曜日朝に、対メキシコの制裁関税発動を無期限で見送ると発表。これを受けて週明けのドル/円はドル高方向に窓を開けてオープン。朝7時過ぎの段階では、NY終値より0.30円ドル高/円安の108.50円前後で取引されています。またクロス円も買われていて、ユーロ/円は122.90円前後、豪ドル/円は75.97円まで上昇しています。

毎ヨミ!FXトップニュース(6月7日)

7日ドル/円のNY市場の終値は108.21円

 6日の終値に比べ0.18円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

ドル:
    対メキシコ関税の発動見送り、トランプ大統領が表明
    5月の米雇用+7.5万人、市場予想を大きく下回る
    5月米失業率3.6%、前月比横ばい
    5月平均労働賃金 前月比+0.2%、予想下回る
    雇用統計の結果受け、市場はすでに米7月利下げを90%織り込む

NY株式市場:
    先週のダウ平均は+4.71%。7週ぶりの大幅反発で、昨年11月以来の上げ幅
    先週のS&Pは+4.41%、ナスダックは+3.88%でともに5週ぶりに反発

ユーロ:
    欧州議会のトップ人事巡りドイツとフランスが政治的駆け引き
    EU(欧州連合)大統領はフランス、ECB(欧州中央銀行)総裁はドイツに
    メルケル首相は2021年まで首相を続行。後継者の求心力に不安。

ポンド:
    2018年の対英直接投資は13%減。ブレグジットが影響
    保守党党首は6月20日までに決定

メキシコペソ:
    格付け会社フィッチ、メキシコ石油公社をジャンク級に格下げ

その他:
    子供にヴィーガンを強いる親は訴えられるべき = ベルギー人医師
    WHO(世界保健機関)、「ゲーム依存症」を疾病として認める
    ソフトバンクG、アリババ株関連で利益1.2兆円

主要指標終値

出所:楽天証券作成