下値は堅いが、まだ底打ちを探っている?
また、週足チャートで見ても、下値の堅さがうかがえます(下の図2)。
■(図2)日経平均(週足)の動き(2019年5月24日取引終了時点)
週足ベースでは、先週の日経平均が陰線ながらも26週移動平均線のところで踏みとどまっていることが分かります。2週連続で26週移動平均線がサポートとなっているため、目先の下落は一服した印象があります。
下落が一服したとなれば、次は戻りの強さが意識されることになりますが、こちらについては、5月の大型連休明けの週に見せた大陰線がカギを握っています。この線は52週と13週の2本の移動平均線をまたぐ大きなものとなっており、いわゆる「2本下抜け」となっていて、下方向への意識が強い形となっています。
確かに、直近2週間のローソク足は26週移動平均線がサポートとして機能はしているものの、ローソク足の実体(箱の部分)は、先ほどの大陰線の実体に届いておらず、戻りを試す動きになっていませんので、まだ底打ちを探っている状況と考えた方が良いのかもしれません。