スーパースクリーナーを使って銘柄選択

 楽天証券HPでは、さまざまな条件を指定して、その条件に合った銘柄をスクリーニング(抽出)する「スーパースクリーナー」というツールを提供しています。スーパースクリーナーの使い方は、以下をご参照ください。

「スーパースクリーナーを使った銘柄分析方法を動画で解説」

 今日は、スーパースクリーナーを使って選ぶ、5万円以下で投資できる好配当利回り株を、ご紹介します。以下の手順で絞り込みます。

5万円以下で買える599銘柄を抽出
 まず、東証一部、二部、東証マザーズ、ジャスダック、名証に上場する銘柄について、「投資金額5万円以下」の条件を指定すると、599銘柄が出てきます。この599銘柄が、5月22日時点で、最小投資単位が5万円以下の銘柄です。

5万円以下で買える、予想配当利回りが3%以上の37銘柄を抽出
 さらに、「配当利回り(予想)が3%以上」という条件を加えると、銘柄数は、一気に37まで減ります。これが、5万円以下で買える配当利回り株の候補となります。

さらに時価総額321億円以上に絞り込み、証券業を除外し、22銘柄を抽出
  時価総額が小さい銘柄は配当が安定しない場合もあるので、時価総額上位26銘柄(時価総額321億円以上)に絞り込むと、26銘柄が得られます。この26銘柄には、証券会社が4社(野村HD・大和証券グループ本社・東海東京フィナンシャルHD・マネックスグループ)入っていますが、私は証券会社の投資判断を述べることはできませんので、この4社を除外します。

 すると、以下の22銘柄が抽出されます。

5万円以下で買える予想配当利回り3%以上、時価総額321億円以上の22銘柄(証券業は除外):2019年5月22日時点・時価総額の大きい順に表示

出所:楽天証券スーパースクリーナー。「現在値」は5月22日終値。「投資金額」は5月22日終値で最小投資単位(100株)を買うのに必要な金額

 配当利回り(予想)は高ければ高いほど良いというわけではありません。なぜならば、株の配当利回りは、確定利回りではないからです。業績が悪化して、減配(1株当たり配当金を減らすこと)になり、株価が下がることもあります。好配当利回りを選別する時は、なるべく減配リスクの低い銘柄を選ぶべきです。