本日の注目通貨
ドル/円:今週のレンジ予想:108.14円から111.64円
17日金曜日のドル/円は、欧州時間に109.50円まで下げた後、NY時間に110円に乗せて110.18円まで上伸、この週の高値をつけました。終値でも7営業日ぶりに110円台を維持しました。
ドル高に弾みがついたのは、この日発表された米経済指標が強かったから。ミシガン大学調査による4月消費者態度指数が15年ぶりの高水準となり、消費者センチメントが上向いていることを示しました。
同時に注目されたのはインフレ期待の上昇。FRB(米連邦準備制度理事会)政策判断においてインフレ見通しはとても重要な要素で、利上げはともかくとして、少なくともFRB利下げの可能性は後退しました。
ただ注意しなくてはいけないのは、今回の調査は米中貿易摩擦が激しくなる前に行われていること。次回に大幅下方修正ということもありえるということです。今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されます。こちらも注目です。
第3レジスタンス:111.64円
第2レジスタンス:110.91円
第1レジスタンス:110.48円
ウィークリー・ピボット:109.75円
第1サポート:109.31円
第2サポート:108.58円
第3サポート:108.14円
5月のこれまでの高値は111.69円、安値は109.01円。
高値と安値の半値(50%)は110.35円。
先週の終値はその前の週に比べ0.07円のドル高/円安。
先週の値幅は1.49円。
1日の平均値動きは0.60円。
2019年のこれまでの高値は112.40円、安値は104.01円。
半値レベルは108.20円。
ユーロ/ドル:今週のレンジ予想:1.1013ドルから1.1338ドル
ユーロ/ドルは上昇モメンタムを得られず。5月のZEW景況感指数は予想の5.0に対して▲2.1という結果で欧州景気の底入れ期待は裏切られました。イタリアではサルビーニ副首相が「必要ならEUの財政規律を破る」と発言。同国の財政赤字が再び問題視されています。またサルビーニ氏の下に欧州各地から「反ユーロ派の極右」が集まっていて、欧州政治の懸念材料となっています。
5月のこれまでの高値は1.1265ドル、安値は1.1135ドル。
高値と安値の半値(50%)は1.1200ドル。
先週の終値はその前の週に比べ76ポイントのユーロ安/ドル高。
先週の値幅は108ポイント。
1日の平均値動きは49ポイント。
2019年のこれまでの高値は1.1570ドル、安値は1.1110ドル。
半値レベルは1.1340ドル。
ユーロ/円:今週のレンジ予想:120.78円から124.77円
第3レジスタンス:124.77円
第2レジスタンス:124.09円
第1レジスタンス:123.44円
ウィークリー・ピボット:122.76円
第1サポート:122.11円
第2サポート:121.43円
第3サポート:120.78円
5月のこれまでの高値は125.23円、安値は122.08円。
高値と安値の半値(50%)は123.65円。
先週の終値はその前の週に比べ0.77円のユーロ安/円高。
先週の値幅は1.33円。
1日の平均値動きは0.71円。
2019年のこれまでの高値は127.50円、安値は117.20円。
半値レベルは122.35円。