本日の注目通貨

豪ドル/円:利下げリスク強まる

 豪ドルは、24日(水曜)の東京市場で急落しました。豪ドル/円は79.40円から78.60円まで一気に下げ、その後も反発力は弱くNY時間には78.39円まで下値を拡大。

 オーストラリアの1-3月期消費者物価指数が予想を下回ったことが理由。利下げの噂が出ているRBA(豪準備銀行)ですが、もはやする、しないではなく、今年何回下げるかにテーマが移っています。その時期については、早ければ来月との見方がでています。それだけではなく、RBNZもRBAに追随して利下げする可能性もあります。

 RBA会合は、GWがあけてすぐの5月7日、RBNZ会合は5月8日。GW中から動きに備える必要があるでしょう。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成 
出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

トルコリラ/円:下落リスクに注意

 トルコ中銀は今夜の会合で、政策金利を現状の24.0%に据え置く予定。トルコ民衆の不満が爆発寸前の「高インフレ」とエルドアン大統領からの「利下げ圧力」の狭間で、トルコ中銀の政策スタンスが焦点となります。金利緩和的なシグナルは、中央銀行としての独立性がなっていないとして、トルコリラ急落につながる可能性があります。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成