世界株価は反発しているが…

 世界の株価は昨年12月から反発して上昇しています。また、米国や中国の景況感も3月に入って改善傾向を示しています。このように株の反発と景況感の改善の中で、IMFは今回も見通しを下方修正し、かなり慎重な予測をしています。現実の動きと予測とのギャップがある中で、真実はどちらの方向に収束するのでしょうか。

 マーケットでは今年後半には景気が回復するとの期待感が高まっています。IMFも来年2020年は回復するとの見通しを立てていますが、次回以降の経済見通しで上方修正してくるのでしょうか。

 これを見極めることが今後の課題となりそうです。回復時期が後倒しとなり、米金利が上がらなければ、ドル/円の頭の重い状況はまだ続きそうです。