「ギャンブル」「タバコ」「兵器」に投資しない。そんなファンドがある!

 産業革命以降、人類は豊かさを手に入れてきましたが、近年は経済成長の負の側面も注目されています。経済成長には資源が必要ですが、資源には制約があります。石油や鉱物、木、水などの天然資源だけでなく、少子化が進む先進国では人的資源も限りがあります。

「経済成長を追い求めていくだけでは環境破壊や格差の拡大など人類にとって豊かな未来にはつながらないかもしれない。私たちの社会は今後も持続的に成長していくことができるのだろうか?持続するためには何が必要なのだろうか?」という疑問を持つ人たちが増えているのです。

 このような疑問に対する答えの一つがサステナブル投資です。サステナブル投資によって経済的リターンと同時に世の中を良い方向に向かわせようというものです。

 UBSグループは、世界的な株価指数算出会社であるMSCIと共同でサステナブル企業を選別する「MSCIワールドSRI 5%イシュアー・キャップド・インデックス」を開発しました。

 日本を含む世界の先進国の株式を対象とした株価指数「MSCIワールド・インデックス」(構成銘柄数約1,600)から、「ギャンブル」「タバコ」「兵器」など特定の産業にかかわる企業を除外し、ESG格付けが高く、かつ、不祥事スコアが高い企業群を厳選して構成された「MSCIワールドSRI指数」をベースに、1銘柄あたりの配分比率を5%以内に制限した指数が「MSCIワールドSRI 5% イシュアー・キャップド・インデックス」(構成銘柄数約400)です。

 2019年1月29日に設定された「UBS MSCI先進国サステナブル株式インデックス・ファンド」は同指数に概ね連動する投資成果を目指した運用が行われるファンドです。このファンドは購入時手数料なし、運用管理費用もサステナブル関連株式にグローバルに投資するファンドと比較*して大幅に低い水準です。

 若い世代の方々が積み立て投資などで資産形成を行いながら、持続可能な社会への貢献も期待できるファンドです。当ファンドに投資することにより、実質的に「世界のサステナブル優良企業にまとめて簡単に安く投資できる」のです。これからの資産形成を考える際に注目してみてはいかがでしょう?

*サステナブル関連グローバル株式ファンドは、Morningstar Directのデータベースから、追加型株式投信、ETF、Socially Conscious、日本籍、投資対象地域で日本株特化以外の株式ファンド(ファンド数40)の平均運用管理費用(税込み)1.65%と当ファンドの運用管理費用(税込み)0.46%の比較。運用管理費用は、投資対象となる投資信託証券がある場合にはそれらを含む実質的な負担。消費税率が10%になった場合には、サステナブル関連グローバル株式ファンド平均の運用管理費用(税込み)は1.71%程度、当ファンドは0.47%程度となります。2019年1月16日時点。

図10 ESG調査による銘柄の絞込み

注:MSCI等よりUBSアセット・マネジメント作成。上記は2019年1月末時点のものであり、今後変更となる可能性があります。


UBS MSCI 先進国サステナブル株式
インデックス・ファンド

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