今が2019年の世界景気悪化を織り込む最終局面との見方を継続

 結論は、私が本欄で毎週書いていることと、同じです。私は、今が2019年の世界および日本の景気悪化を織り込む最終局面と考えています。私は、米中貿易戦争がいったん休戦になることを前提に、2020年に世界景気は回復すると予想しています。19年の景気悪化が織り込み済みとなれば、その後、年末にかけて日経平均は上昇トレンドに入ると見ています。年末の日経平均の予想は、2万3,000~2万5,000円です。

 ただし、現時点ではまだ、19年の悪化は完全に織り込み済みとは言えません。今まさに、世界景気が悪化していることを示す指標の発表がどんどん増えています。これから、景気が悪いという話は、さらに増えるでしょう。目先、円高・株安が復活する可能性もありますが、下がったところは、長期投資で日本株の良い買い場になると考えています。

 なお、今日の午前11時30分に、新元号が発表されます。これから始まる新しい時代に、どういう名がつけられるのか、発表が楽しみです。

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